レベルH(5話)〜HXH世界面白大改造計画1〜 −幻影旅行さん レベルH(5話)〜HXH世界面白大改造計画1〜 ○月×日 気が向いたのでまた日記を書いてみる事にする。それにしてもこの前のクラフト達は傑作だった。{ハンターXハンター}という漫画の内部に精神体だけ憑依させて全宇宙会議までの退屈しのぎに遊んでみたのだが・・・・まさかあそこまで僕を楽しませてくれるとは。自分達よりも弱いキャラに憑依したと勝手に思い込んで、女王の間に意気揚々と乗り込んで僕を見た時の3人のあの表情・・・今思い出しただけでも興奮でゾクゾクしてくる。また今度気が向いた時にあの3人で遊んでみようと思う。 ○月××日 結局その後全宇宙会議での僕の24時間を越す熱弁が認められ、晴れて治安対策委員会の最高責任者に任命された。だが僕は地球人の生態や文化などについて、まだ完璧に把握しきったわけではない。どんな思想を持っていてどんな風習が存在するのか?食文化の歴史は?音楽は?性癖は?・・・・・・・まだまだ分からない事だらけだ。そこで地球人の生態を知る為に「漫画」という文化に注目してみる事にした。たくさんあって迷ったのだがこの前クラフト達と遊んだ{ハンターXハンター}という漫画をまた選んでみる事にした。この前はまだ少ししか読んでいなかったのでこれから全巻読破してみる事にする。 ○月△日 全巻読破し終わった。正直あまりの面白さについつい時間を忘れて読みふけってしまった(おかげで今日は徹夜明けで少々辛い)ただ不満な点が目立つのも少し気になった。まず主人公の{ゴン}が少し善良すぎるのが気になる。少年漫画の王道なので、しょうがないといえばしょうがないのだが・・・個人的にはもう少し性格にアクがあってほしいところだ。例えば ・ゴン=フリークス。12歳。父を追ってハンターになる。が、キルアと漫才のような関係(ボケとツッコミ)を続けるうちに お笑いに目覚める。 当然念の修行はそっちのけ。本人もだんだん笑いの魅力に取り付かれていき念も笑いに特化した能力へ変貌する。オヤジギャグと下ネタは大嫌い。 完璧だ。完璧すぎる。当然キルアも性格改造してやらなければ。 ・キルア=ゾルディック。12歳。ゴンの笑いの相方を務めるうちに笑いに感化されて おとなしい性格になる。 当然家族もそんなキルアに感化されておとなしくて優しい性格になる。殺し屋廃業。平日はゴンと2人で老人ホームに行きお笑いライブを敢行。そしてホームの老人のゲートボールに付き合ううちに独学でゲートボールの腕を磨きその後{全世界初代ゲートボールチャンピォン}の座に輝く。困っている事はおとなしく優しい性格になってから名が売れ出したためケンカを売られても全く勝てなくなった事。じーさんばーさんのアイドル。 こんなもんだろう。何かワクワクしてきたな。早速HXH世界のキャラに憑依しようと思うのだが・・・どのキャラがいいか正直迷う・・・・・よし・・このキャラでいこう。こいつならゴンとキルアの心理誘導も巧みに行えるだろう。これでゴンとキルアもお笑いに目覚めて良いお笑いコンビになるだろう。まずはノリツッコミから教えてやってもいいかもしれない。興奮を隠せないまま僕はそのハンターキャラに憑依した。 ウイング「ゴン君、キルア君、ズシ・・・・・{今日の修行}を始めます」 幻影旅行 |