少年(十二話目) −RYOさん 少年(十二話目) 一瞬何が起きたか全くわからなかった・・・・。アイツが倒れてからだ・・・・、何かがアイツを貫いたのに気づいたのは・・・・。そしてまさか・・・・・あの少年の念弾だったとは・・・・。 【少し前・・・】 少年「お前は誰なんだ?」 男(黒)「ふぅ・・・。わからないか。俺には強烈な印象が残っているのだがな。」 少年「?」 バサァ!£jは全身にまとっていた黒いマントや帽子などをすべて脱ぎ払った。 男「・・・この姿になったのはお前のせいだ!そして俺が念を使えるようになったのもな!!」 少年「・・・・・まさか!!!」 男の体は80%位が金属でくっ付いており無事なのは顔だけであった・・。そしてその顔は・・。 男「そうだよ・・。お前に2年前殺された強盗団の長だよ!!」 少年「くっ・・・・。」 少年の頭の中ではあの悲劇のシーンが再びよみがえる・・・・。 男「俺はお前に殺された。そう確かにお前は俺を殺したんだよ。」 少年「・・・・・。」 男「だが・・・、俺の意志と頭だけは無事だった・・・。その時は何故だがわからなかったが俺はお前に殺された後、色々な事が考えることが出来た。自分が殺されたことも、今体が全く動かない事も理解できた。だが不思議と痛みはその時にはもう感じていなかったんだよ・・。」 少年「もういい話すな・・・・・・。」 男「そう俺は頭だけで何故か生きていた!!そして死ぬがとてつもなく怖かった!そう思った瞬間俺は周りにあるありとあらゆる金属を身にまとい動くことができた!」 少年「・・・・・もうそれ以上話すな・・・・」 男「念能力だよ・・・。頭さえ無事なら俺は生きていけるとわかった。そして病院内の人や物をすべて壊し、このグループに入った。お前に復讐するためな!!」 少年「グァァ!!」 バキィィン!! 男「そうそう・・・。こんな感じに俺達を殺していったんだよな・・・」 少年「しゃべるな!!」 ドコォォン! 少年「確かに俺は二度と取り返せない大きな過ちをおかした!だからと言ってお前に殺されるわけにはいかない!俺はお前らと違って念能力を悪用しない!俺はお前らを止めるんだ!!!」 ガッシャァァン! 男「クックク…。お前らとは違う≠セと?何が違う!今お前がしている事だって同じ事だ!能力者なら殺してもいいのか?大体こんな能力者が急増したのは誰のせいだと思っているんだ?」 少年「まさかお前が!?」 男「そうだよ・・・。過去に俺がお前にやられたおかげでな!」 少年「うるさい!!『烈蹴無限弾!』」 ダダダッダダッダダダダッダダダ!!ドコォン! パラパラ・・・ 男「フッフハハハハ!!この威力!!確実俺以外なら即死だな・・。おそらくこうやって俺の作った能力者も殺してきたんだろ??俺とお前何が違う!!」 少年「だまれぇぇえ!!」 バキィィン! 男「そうそう・・・。最初の方は能力者を作るのにも苦労してな・・・。加減できなくてな、10000人は死んだかな・・・」 少年「!!」 男「俺と同じように生き返ると思ったんだがな・・。」 少年「しゃべるなぁ!!!!」 男「皆死んじまったよ!過去お前が俺らを殺したようにな!!!!」 プチッ・・・・ 少年「ガァ!!ッァァアアア!アアァァァアアァァァ!!!!ウアァァアアア!!!!ハァハァ・・」 男「!?なっ!なんだコイツ!!」 少年の顔が鬼の形相になっている!!そしてとてつもなく大きく、殺気が入り混じったオーラを放っている!少年の心に潜む破壊神の心が目を覚ましてしまったのだ! ガァァ!!!ドガァン!!バキィィン!バキっ!『烈蹴無限弾ん!!』ダダッダッダダッダダッ!バキィ!ボキィ!グシャ!ドコォン!ドォン!ボーン!『列蹴無限弾!!!』ダン!ダダッダ!ドォン!ズッドゴッォオオンンン・・・・・・・・・キッ!『ダブルフィンガーボール!!』ブワァ!!ズッシュ−ン!・・・・・ 少年はその場にいた全員を殺した・・・・。黒ずくめの男、その場に倒れていた約500人の能力者も、参騎衆も・・・、そしてリーダーさえも・・・。だだ一人師範代のみが生き残っていた・・・。師範代がボコボコに殴られているときに師範、そして冨樫先生が到着し、少年を押さえつけたのであった・・・。 RYO |