少年「十話目」 −RYOさん 少年「十話目」 【決戦の日】 見張り「師範!!」 師範「きたか・・・。」 見張り「それが、おかしいのです!!」 師範代「どうした!?」 見張り「200人ほどの大群で攻めてきました!!」 師範「焦るな!あいつ等は強盗グループじゃ。それ位はいるじゃろう」 師範代「そうだ、危険なのは念能力者のみだ。能力者は20人程度しかいないはずだろう」 見張り「全員念能力者なんです!!」 参騎衆「何!?!?」 師範「そんな馬鹿な!一ヶ月前には20程度しか居らんかったはず!」 少年「・・・おそらく外法を使ったな」師範代「そうか!しかしアイツが・・・」少年「??」 師範「とりあえず全員表に出るんじゃ!」 ザッ!ザザッ 参騎衆、炎「なんてこった・・・・本当に全員からオーラが出ている・・・」 師範代「おかしい!アイツがいない!!」少年「アイツ?さっきから誰ですかソイツは?」 師範「・・・。強盗グループのリーダじゃよ。そして昔はここで師範代らと共に修行をしていた。」 少年「!?」師範代「アイツは親友だった・・。単純な奴だったがいい奴だった、だが向こうに騙されて・・・。」 少年「そんな事が・・・」 師範代「だが今はそんな事を言っている場合じゃない!アイツがココに来ないのはおかしい!」 参騎衆、奇「もしや他で暴れまわっているんじゃ・・・」師範代「あぁ・・・。その可能は高い。それに・・・」 少年「それに??」 師範代「アイツは本当に単純な奴だ。外法など思いつくはずが無い!相当頭が切れる奴が仲間についたはず・・・」 オオォォオオ!! 見張り「もう間もなくやってきます!!」 少年「どうする!こうしてる時間ももったいないぜ!」 師範代「そうだな、参奇衆!!俺と一緒にこい!アイツを倒しにいく!」参騎衆「ハッ!」 少年「おい!俺は!?」師範代「お前はここで師範や仲間たちと大群を迎え撃ってくれ!全員倒したら飛んで来い!」少年「そっちは大丈夫なのかよ!たった四人で、まだ向こうには仲間がいる可能性だって・・」参騎衆「ふぅ・・。大分俺らもなめられたもんだな・・・。俺らの専門職はVS大群だ。モチロンあっちには想像以上の人数がいるかも知れないが、俺達に任せておけ!」少年「しかし!」師範代「時間がない!いくぞ!」 バッ!ザザッ! 少年「くそ!」師範「おちつけ!まずは目先の相手じゃ!来るぞ!!」 オリャァァ!! 少年《イラついてたって始らない!速攻でこいつらを倒すしかない!》 少年「全員俺の後ろに回れ!!」師範「どうするつもりじゃ!?まさかお前さん一人で戦う気じゃ!?」 少年「冗談じゃないぜ!そんな事してたら間に合わないし、第一体力がない状態で行っても意味が無い!」師範「どうする気じゃ?」 少年「おそらくあいつ等は念が使えるといっても基礎のみかそれ以下の奴らばかり、しょせん足止めだ」師範「なるほど・・・で、どうする?」 少年「俺の列蹴無限弾を一回使う。そして威力は落ちるが自動追尾機能をつける。おそらくそれで立っていられるのは最初から念を覚えていた者のみ!後はこちらの方が人数は上、2対1で組ませれば勝負はつくだろう」師範「よしわかった!」 少年「列蹴無限弾!!!」 ドンッ!ドォン!ダンっ、ダダッダダダダ!!ドコォォン・・・・=uっく・・・やられた・・」 少年「1,2,3・・・・13人か。よし予想通り!いけ!回復させる暇をあたえるな!!」 「おっしゃぁ!!いくぞ!!二人ががりでいけるぞ!」 師範「みごとじゃ!後はワシ等に任せておけ!いってこい!」少年「はい!」 こうして少年は師範代の下へと向かった! 少年《・・・・東のほうで大きなオーラーがぶつかりあっている!そこだ!!急げ!》 RYO |