100年前の戦争(旅立ち編) −天徳さん 100年前の戦争(旅立ち編) 民族との争いから世界に広がった戦争。 その戦争は全ての大陸をまきこんだことから大陸戦争とよばれるようになった。そして今はその末期、終結の1年前の話 なぞの声「おい起きろファクト」 ファクト「なんだよネテロまだ起きるには早いだろ」 ネテロ「馬鹿いってんじゃねぇよ。もう昼だぞ」 ファクト「何!?うわっ本当だ何で起こさなかったんだよ」 ネテロ「だから今起こしただろ。早く用意しろよ」 ファクト「わかってる、ちょっと待ってろ」 ここは港町ヨークシティのはずれアース村、滅ぼされたバーデン族の生き残りが集まる村。 ファクト「用意完了。早く闘技場に行くぞ」 ネテロ「わかってるよ」 ファクト「確か開始が1時30分だったよな。くそっ間に合うかどうか分から ないじゃないか」 ネテロ「だから早く寝ろって言ったのにプラモなんか組み立てているから」 ファクト「過ぎた事は気にするな。そうだ!お前の能力を使ったら早く・・」 ネテロ「却下。大会前に使えるか」 ファクト「ちぇっ」 そうな会話をしながら二人は凄いスピードで走っていく。 ネテロ「なんだ?沢山の人が村の中心に向かっていくぞ」 ファクト「そんなの気にするな」 そしてまた走っていく。 ファクト「見えた。今1時28分、何とか間に合った」 ネテロ「なんか妙だぞ?もうすぐ始まるのに静かだ」 ファクト「本当だ、確かに妙だな」 次の瞬間2人は凄まじい光景を目にする。 ネテロ&ファクト「・・・・・・・・・・」 二人の間に沈黙がながれた。それも無理ない、二人が見たのは血まみれの人と傷だらけの建物だった。 ネテロ「ひっどいな。誰がこんな事を」 ファクト「おい、こいつ生きてるぞ」 ネテロ「一体何があったんだ」 怪我人「軍の・・奴・らが・・やってきて・・みんなを・殺していった」 ファクト「なんだと!?」 怪我人「能力者・・も・対抗・・・したが・・3人衆・・と呼ばれる奴と・・ 化け物に・・・殺された」 ネテロ「化け物だと」 怪我人「早くしろ・・・・奴らは・・・村の中心に・・向かった・・うっ」 ネテロ「死んだ・・・」 ファクト「そうか途中であった大群がそうだったのか」 ネテロ「早く戻ろう、村の人が心配だ」 ファクト「ああ分かっている」 二人は闘技場を後にした。その数秒後だった爆音が響いたのは・・・・ 天徳 |