若き日の物語 〜一族の掟〜 其の五 −うれたまさん 若き日の物語 〜一族の掟〜 其の五 スリプト(先代の王)の息子クルコスが今の王で、緋の目を使える若者全てを操作している。そして辺境の地を捨て、他国に攻め入る算段でいるとの事実が明らかになった。 スリプト:ここにいるのは老人・女・子供合わせて35人じゃ。クルコスの心は悪魔に取り付かれておる。若者たちの操作を解くのは不可能じゃろう。 会 長:おまえさんは有能な除念師じゃったからな・・・間違いないだろう。 スリプト:おぬし等が動いたんじゃから、一族は滅ぶじゃろう。 ネテロ:ここにいる35人とやらは操作されていないのか? スリプト:わからん。ただひとつ言えるのは、操作された者たちはすべて緋の目になることができる者たちじゃ。この者たちも緋の目になればどうなってしまうものか・・・いずれにせよ我々は人類にとって危険な人種。ここで滅びるのも定めかもしれん。 会 長:スリプトよ皆を集めてくれ。 会 長:スリプトよ皆を氷に封印する。ふおぉぉぉぉぉぉぉーーーーーっ! バリバリバリバリーーーごごごごごごーー・・・・カキーン!!! マルハ:すげえ、氷の塊に封じ込まれてしまった。 会 長:ふう、これで50年は大丈夫じゃろ。 ネテロ:さあ、そろそろ援軍が到着する頃だぜ、会長。 会 長:マルハ、おまえはここで氷塊を守っているのじゃ。それとスリプトおぬしもここにいるのじゃ。 マルハ:あれ?このおっさん氷に閉じ込められたんじゃ・・・? スリプト:わしゃ、念の類は一切効かん。 こうしてマルハとスリプトが残り、会長とネテロは王のところへ向かった。しかし・・・・ うれたま |