若き日の物語 〜一族の掟〜 其の参 −うれたまさん 若き日の物語 〜一族の掟〜 其の参 200〜300ほどいた敵は、約半分に減っていた。 会 長:ふぅ、年寄りにはしんどいわい。 ネテロ:寄る年波にはかてねーんだな・・・ 会 長:−−−−−無視−−−−−−− ネテロ:そこでお前に会長の座を譲る!とかそーいう言葉はないわけ?現に隊長クラスはオレの方が倒してるでしょ! 会 長:ワシの闘った奴はあの中でいちばん手強い奴だったからのぅ。お前の闘った奴は隊長でも雑魚ばっかだったわい。 ネテロ:(まったく口の減らない・・・) マルハ:・・・・あいつら何者なんですか?目が赤くなって、いきなり強くなって・・ 会 長:あやつらはのぅ、クルタ族といって、"緋の目"と呼ばれる目を持つ固有民族じゃ。本来はおとなしく、辺境のこの地から出ることはなかったのじゃがのぅ。 ネテロ:しかし、見てのとおり非常に好戦的な蛮族になっちまっている。緋の目がやばいとは聞いていたが、あれ程とは・・・ マルハ:知っていたなら教えてくれよー! ネテロ:言ってなかったっけ? マルハ:またそれだ・・・ 会 長:そこでだ・・・奴らは篭城作戦をとるじゃろう。3日後にはワシの弟子たちの援軍が到着する。 ネテロ:そこでワシらが別行動×隠密作戦×奇襲というわけじゃ。 マルハは二人よりも明らかに力不足を感じていたが、ハンター協会(初代)会長と自分の師が一緒にいることで安心しきっていた。・・・・だがこの時、マルハは当然知りえるはずもなかった。これから起こることが悲惨な結末になることを・・・ 続く うれたま |