若き日の物語 〜一族の掟〜 其の弐 −うれたまさん 若き日の物語 〜一族の掟〜 其の弐 マルハとネテロが旅に出て約10年がたっていた。二人は風の強い辺境の地に立っていた。 マルハ:・・・・・・ずいぶん潜んでいるな。 ネテロ:まぁ、200〜300ってところだろう! 崖の上から、あたり一面、岩石地帯の荒野が一望できる。 ネテロ:もうすぐやっかいな助っ人が来るわい。 男 :な〜にが、やっかいじゃ!この若造がっ!それにワシは助っ人ではなく、お前らが助っ人なのじゃ! マルハ:あなたは・・・会長!お久しぶりです。 ネテロ:(けっ!目の上のタンコブじじぃが。) 会 長:ネテロよ、今悪口言ったろう。・・・ま、あまり話をしてる暇はないぞな。敵さん、さっそくおいでなすった。 マルハ:会長、ネテロさん、俺にまかせてください。 会 長:大丈夫かの?けっこういるぞえ。 ネテロ:まぁ、会長、オレの教育の結晶見てやってくれよ。 ネテロ:あいつ、ハンター試験の時に比べたら別人でしょ! 会 長:ふむ・・・なかなかやるのう・・しかし、あの一部隊全員やっつけるにはちとキツクないかのう。 ネテロ:まだ何百もいる敵のうちたった10人だからなー。体力温存のため手助けでもするか・・・ 会 長:むっ!ワシがやる。見ておれ。 マルハ:あと一人だぜ、観念しな。 部隊長:おのれー、よくも仲間を殺しやがったな〜! マルハ:ん?目が赤くなった・・・? 部隊長:うぉぉぉぉぉーーーーーっ! 会 長:そこまでじゃ。 ぶしゃっっっ!!!!!!!! 一瞬にして部隊長は粉々になった。 ネテロ:なんだ今の赤くなった目は?赤目になったとたんオーラがでかくなりやがった・・・・ マルハは何が起こったのか理解するまで数秒かかった。 会 長:やはりのぅ・・・ ネテロ:じいさん!今のあの赤い目はなんなんだよ。なんか知っているんだろ? 会 長:話は後じゃ、第2陣がきたぞえ・・ ネテロ:マルハ、隊長格はオレとこのじじぃが殺る!お前は下っ端専門だ!気をつけろよ!こいつら目が赤くなると強くなるぞ! 〜続く〜 うれたま |