少年(一話目) −RYOさん 少年(一話目) ある日少年はHUNTER×HUNTERを見て思った。 少年「俺にも念使えねぇかなぁ・・・・。」 誰もが一回は思い描く単純な夢である。。。はずだった・・・。 少年は来る日も来る日も念を使おうとしていた。 少年 「ズシが10万人に一人の才能で半年かかった纏・・・、自分にオーラがあるとわかるまで3ヶ月か・・・」 その少年は空手の使い手だった、そして約1ヶ月前、約5万人の参加者の仲でのJrチャンピョンであった。だから少年には自分なら半年間でオーラが あるのに気づけるはずだ!と信じて疑わなかった・・。風呂に入るときも、寝るときも神経を集中させ、座禅を組んでいた。 はたから見ればただの馬鹿正直なHUNTER×HUNTERファンである。しかし彼にはあきらめない力と血のにじむような努力があった。そして力が強くクラスでは常に周りに人がいる。そう・・・まるでゴンのような存在であった。 少年は12歳になり、中学校に進学した。ちょうどその頃であった。 少年「ん?なんだ何か自分から何か出ているような・・・。」 少年はその日突然倒れて救急車で病院に運ばれていた。 医者「ん〜まぁ貧血でしょう。体に異変もありませんし。入院はしなくていいでしょう!」 母親「そうですかぁ。よかったぁ。もう一日寝ているから、一時はどうなるのかと・・・。 少年「アレここ何処だ?」 母親「あぁ!気づいたのね。全く、心配させて。貧血だそうよ。さぁ帰るよ」 少年「あぁわっかった・・・。」 ≪貧血?そんなはずは・・・。あっ!そうか!!アレがオーラだったのか!≫ 少年はウィングの言葉を思い出していた。 【オーラを出し尽くしたら全身疲労で立てませんよ!】 そう彼はいつもなら微量に垂れ流しになっているオーラの精孔を確かに自力で開いたのである。そして纏を覚えていない彼はすべてを出し尽くして、倒れてしまったのである。 RYO |