美食ハンター サノイ 其の7 −うれたまさん 美食ハンター サノイ 其の7 ツェメロン山のふもと・・・そこは樹海の広がる大森林・・・ コルトピ:どうしたの?さっきから黙っちゃって。 サノイ:・・・・・・・・・・・・・・ コルトピ:(おかしい!いつもしゃべり通しなのに!)????? サノイ:・・・・・あ、ああ、ごめんごめん。・・・いや、実はメンチちゃんにアレ食べさせるときのシュチュエーションを考えていたんだ。やはり最高の料理は最高の演出で食べさせるってのが、ジェントルマンとしての務めだろ、やっぱり。 コルトピ:(やっぱり、そーいうことか・・・心配して損しちゃった) サノイ:例えばど〜んな美味しい料理を食べていても、つまんない気分で食べていれば味は必然的に落ちてしまう。逆にたいして美味しくないものでも、最高の演出があれば、気分的に満足感が得られる。そこで最高の料理に最高の演出をしてみたらどうだい?メンチちゃんは至福の瞬間を得られるじゃあないか!ところでこういうシュチュエーションを考えてみたんだけど・・・・・・・・ コルトピ:(うわぁぁぁぁ〜〜〜・・・・) サノイ:だからさー、紐を引っ張ったら無数のバラが降ってくるとかさー・・そして・・・・ コルトピ:!(ラッキー!っていうか助かったぁ・・・)人の気配がするよ。 サノイ:ああ、この先に2人、左後方に2人、あと30分くらい前から尾けてきたのが1人いるね。でも心配することないよ。 コルトピ:でも殺気が・・ サノイ:平気、平気。オレの能力でね、"円"ってやつが使えるんだけど、"円"の中に入ったら、空腹かどうか、何が食べたいかわかっちゃうんだよね〜。あ、これはメンチちゃんには内緒の能力だから言っちゃダメだよ。 コルトピ:・・・ボクが何人か殺るよ。 サノイ:だから、空腹なんだから敵じゃあないんだよ。わかんないかなぁ! コルトピ:・・・・・まかせるよ。(やはり食べ物のことになると説得力がある。っていうか、つい逆らえなくなっちゃう。) サノイ:ま〜かせておいてね〜。 サノイ:>>>様々な美味の香り!<<< 解説しよう! この能力は世界中のありとあらゆる料理のできたての匂いが そこらじゅうにたちこめるという、よだれが止まらなくなり そうな能力。空腹の者は激腹が減り、どんなに満腹でも何か 食べたくなる。 コルトピ:・・・(またネーミングそのままだ!でも効果的かも!? サノイ:さっ、料理にかかろうか。>>>何時でも何処でもキャンピングカー<<< コルッピくん、あの木の葉っぱ5〜6枚採ってきておくれよ。今回は休んでていいよ。 コルトピ:わっ!!敵さん、5人ともキャンピンカーのテーブルに座ってる!!!? サノイ:椅子がたりないなぁ・・・あ、そうだコルッピくん頼むよ! コルトピ:あ・・・・、わ、わかった・・・(強引だけどなんか上手くいってしまう・・団長とは全く違うタイプだけど似ているものを感じるなぁ・・・) サノイ:コルッピ!早く!お客さんが待ってるぜ! コルトピ:はい、ただいま・・・・(あれ?ボク、ウェイター?) うれたま |