![]() 巻10No087"9月3日(3)"ヨークシンの競売市で木蔵作りのゼバイルに巡り会ったゴンとキルア。グリードアイランドを求めて父親ジンを探そうとするゴンの純粋さがゼバイルを動かす お前らその3つの品、どうやって目利きしたんだ? メキキ・・・ ・・・って何? マジか!?目利きも知らねーで、どうやってそれ、品定めしたんだよ!?まさかテキトーじゃねーだろ?あれだけの数の店の中からどうやってその3つにしようって決めたんだ!? いい?本当のこと言って。 ま、金払うよかいいか。 ネン?オーラ? うん。 修行でそれが見えるようになって・・・ うーん。なるほどな。それが本当なら、お前らが木造蔵を選びながらその中身のことを全く知らなかったのも合点がいくし、他の値打ちもんには全然目が向かなかったのもうなずける。・・・(中略)・・・この壺、実はオレが作ったんだよ。 へェー。 あははゴメンね、変な壺なんて言っちゃって。 ははは、いいってことよ。こりゃオレが作ったもんだがオレの創作じゃねーからな。贋作だよ。いわゆるバチモンさ。極貧時代にな・・・(中略)・・・オレに何か手伝えることはねーか? ・・・(中略)・・・ どうしてオレ達のこと手伝おうって思ったの? そりゃあ目利きがオレの仕事だからな。それを必要としてる人間に声をかけるのは当然だろ?・・・てのは建前で、正直少しうれしかったしな。こんな粗悪で不出来なガラクタでも、値をつけてもらえると嬉しいもんさ。 ガラクタなんてことないよ!!その壺にはたしかにゼバイルさんの念が込められてる!!オーラって誰でも出せるものだけど、それを自在に操ろうと思ったら大変なんだよ!!物体にオーラをとどめるの技は纏っていって、すごい集中力と長い修行が必要なんだよ!!どれだけの思いを込めてこの壺を作ったかは、そのことだけでもわかる!!ゼバイルさんは念を知らずにそれが出来たんだ。すごい才能だよ!!変な壺とか言っちゃったけど。 オレの目に狂いはなさそうだ。目利き商売ってのは、長くやってると人間を見るようになってくるんだ。物だけじゃなく、売る人間、買う人間をな。好きな骨董品を鑑定するよりも、客観的に見える分、人間の評価は難しいぜ。こいつになら売ってもいい、あいつからは絶対買わんとかな。お前ら見てて、目利きとしてのオレがささやくんだ。"こいつらと仕事がしたい"ってな。それが答えだ。そっちの答えは? お願いします!! 手数料は働きをみてからね。 |